2026年10月24日確認。いま日本で開催中の展覧会のうち、ゴッホの原画の出品を公式サイトで確認できたのは、名古屋市美術館の「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」(2026年9月19日~11月29日)です。ドイツ・ケルンの美術館が所蔵するフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の《跳ね橋》が出品されています。次の大きなゴッホ展は、大ゴッホ展 第Ⅱ期「アルルの跳ね橋」展で、2027年2月6日に神戸市立博物館で開幕し、福島、東京へと巡回します。第Ⅰ期「夜のカフェテラス」展は2026年8月12日に上野の森美術館で閉幕しており、現在は開催されていません。
チケットは公式販売窓口で · 開催中の名古屋展と、前売券の販売が始まっている神戸展。
神戸展の前売券・入場予約は、神戸展公式サイトが案内する公式オンラインチケットで扱われています。このページにアフィリエイトリンクはありません。
いま日本で見られるゴッホ展(2026年10月)
名古屋市美術館「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」
ドイツ・ケルン市のヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団のコレクションから、印象派とその前後の作品70点が来日している展覧会です。美術館の公式サイトによると、出品作家は42名で、モネ、ルノワール、ピサロ、カイユボットのほか、ミレーやコロー、マネ、クールベ、シニャック、スーラ、ゴーギャン、マティス、ボナール、ユトリロの作品が並びます。ゴッホの《跳ね橋》(1888年、油彩/カンヴァス)が目玉で、公式サイトは、同館が大規模改修工事で休館する予定だからこそ実現した来日だと説明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年9月19日~11月29日 |
| 開館時間 | 9:30~17:00(金曜は20:00まで) |
| 休館日 | 月曜日(11月23日は開館) |
| 観覧料 | 一般 1,900円、高大生 1,000円、中学生以下無料 |
入場は閉館の30分前まで。前売料金(一般 1,700円、高大生 800円)の販売期間は2026年9月18日で終了しており、いまは当日券のみです。会期中は、本展の観覧券で常設展も見られます。データは名古屋市美術館の公式サイトで2026年10月24日に確認しました。
名古屋市美術館
〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25
芸術と科学の杜・白川公園内
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」5番出口から南へ徒歩8分/鶴舞線「大須観音」2番出口から北へ徒歩7分/名城線「矢場町」4番出口から西へ徒歩10分
注意:この《跳ね橋》は、2027年に来日するクレラー=ミュラー美術館の《アルルの跳ね橋》とは別の作品です。ゴッホはアルルに着いてすぐ、町の南にある跳ね橋を何枚も描きました。くわしくは《アルルの跳ね橋》の連作をご覧ください。
大ゴッホ展 第Ⅰ期「夜のカフェテラス」展は閉幕しました
「ゴッホ展」としていちばん検索されていた大ゴッホ展 第Ⅰ期「夜のカフェテラス」展は、3会場すべてで会期を終えています。公式サイトによると、3会場あわせて110万人が来場しました。
| 会場 | 会期 | 状態 |
|---|---|---|
| 神戸市立博物館 | 2025年9月20日~2026年2月1日 | 終了 |
| 福島県立美術館 | 2026年2月21日~5月17日 | 終了 |
| 上野の森美術館 | 2026年5月29日~8月12日 | 終了 |
福島展は当初5月10日までの予定で、好評により5月17日まで延長されました(福島県立美術館の公式サイト)。出品されていた《夜のカフェテラス》は、クレラー=ミュラー美術館に戻っています。
大ゴッホ展 第Ⅱ期「アルルの跳ね橋」展(2027-2028年)
大ゴッホ展は、ゴッホの画業を2期に分けて紹介するプロジェクトです。第Ⅱ期「アルルの跳ね橋」展では、アルルからサン=レミ、オーヴェル=シュル=オワーズに至る画業の後半を扱います。公式サイトによると、クレラー=ミュラー美術館のコレクションからゴッホの作品約50点に、シニャック、スーラ、ゴーギャンなど同時代の作家の作品を加えた構成で、第Ⅰ期と第Ⅱ期を合わせると約100点の規模になります。神戸で開幕し、福島、東京と巡回します。
| 会場 | 会期 | チケット |
|---|---|---|
| 神戸市立博物館 | 2027年2月6日~5月30日 | 前売券 発売中 |
| 福島県立美術館 | 2027年6月19日~9月26日 | 発表されていません |
| 上野の森美術館 | 2027年10月9日~2028年1月30日 | 発表されていません |
3会場の会期は、大ゴッホ展の公式サイトの開催概要で2026年10月24日に確認しました。福島展と東京展の入場料・前売券の発売日は、同日時点でまだ発表されていません。
3会場の住所とアクセス
神戸市立博物館
〒650-0034 神戸市中央区京町24番地
JR三ノ宮駅・阪急神戸三宮駅・阪神神戸三宮駅の西口から徒歩10分。駐車場はありません。
開館 9:30~17:30(金・土、2027年4月29日~5月5日は20:00まで)。休館日は月曜日(祝日・休日の場合は開館)、3月23日、5月6日。
福島県立美術館
福島市森合字西養山1番地
美術館の公式サイトによると、第Ⅰ期の会期中は一般来場者用の駐車場が使えず、公共交通機関の利用が案内されていました。第Ⅱ期の駐車場の案内は2026年10月24日時点で未発表です。福島交通飯坂線「美術館図書館前」駅から徒歩2分。
開館 9:30~17:00(最終入館16:30)。休館日は月曜日と祝祭日の翌日(月曜が祝日の場合は開館し、翌日休館)。公式サイトの開催概要ページには第Ⅰ期の日付が残っているため、来館前にご確認ください。
上野の森美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
JR上野駅公園口から徒歩3分、東京メトロ・京成電鉄 上野駅から徒歩5分。
開館時間と休館日は、公式サイト内で表記が分かれています(開催概要ページ:日~木曜日 9:00~17:30、金・土・祝日 9:00~19:00、会期中無休/展覧会ページ:10:00~17:00、不定休)。会期が近づいたら公式サイトでご確認ください。
いずれも入館は閉館の30分前までです。東京展は、2026年10月24日時点で上野の森美術館の展示スケジュールにはまだ掲載されていません。会期は大ゴッホ展の公式サイトの発表です。
神戸展のチケットと入場予約
神戸展の入場料は一般 2,800円、大学生 1,400円、高校生以下は無料(いずれも当日券、消費税込)。前売券は一般 2,600円、大学生 1,300円で、販売期間は2026年10月1日10:00から2027年2月5日23:59まで。2枚一組の前売ペア券は5,000円で、プレイガイド限定の販売です。神戸市在住で満65歳以上の方は、証明書の提示で当日一般料金の半額(シルバー券 1,400円)。障害のある方は障害者手帳等の提示で無料です。団体券の販売はありません。
入場予約は2026年10月1日に始まっています。2027年2月6日から4月28日までは土日祝が入場予約優先制で、4月29日以降は全日が完全入場予約制です。4月29日以降は、チケットを持っている方も、高校生以下など購入が不要な方も、予約が必要です(4月28日までの土日祝は予約が推奨されています)。予約は神戸展公式サイトの公式オンラインチケットで受け付けています。
料金と予約の条件は、神戸展の公式サイト(関西テレビ放送が運営)と大ゴッホ展の公式サイトで2026年10月24日に確認しました。2月限定券(一般 2,300円)は2026年9月30日で販売を終了しています。
来日する作品:《アルルの跳ね橋》とは
第Ⅱ期の主役は、クレラー=ミュラー美術館(オランダ・オッテルロー)が所蔵する《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》です。同館の公式サイトでは制作時期を1888年3月中旬、技法を油彩/カンヴァス、作品番号をKM 111.056としています。日本の公式サイトは画面の大きさを54×64cmと発表しています。ゴッホがパリからアルルに移って間もないころの作品で、運河が画面を斜めに横切り、視線が橋とそこを渡る幌馬車に導かれる構図です。
この作品はオランダ国外に貸し出されることが非常に稀で、大ゴッホ展の公式サイトはオランダの国宝とされる作品だと紹介しています。2026年10月24日時点では、クレラー=ミュラー美術館で展示中です(同館は2026年9月15日から2027年1月3日まで、所蔵するゴッホの絵画88点をまとめて見せる展示を行っています)。
神戸展の公式サイトが第Ⅱ期の出品作として写真つきで紹介しているのは、次の作品です(いずれもクレラー=ミュラー美術館蔵)。
| 作品 | 制作時期 | 大きさ |
|---|---|---|
| 《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》 | 1888年3月中旬 | 54×64cm |
| 《夜のプロヴァンスの田舎道》 | 1890年5月12-15日頃 | 90.6×72cm |
| 《ジョセフ・ルーランの肖像》 | 1889年2-3月 | 65×54cm |
| 《悲しむ老人(「永遠の門にて」)》 | 1890年5月 | 81.8×65.5cm |
| 《花咲くマロニエの木》 | 1890年5月22-23日 | 63.3×49.8cm |
いずれも油彩/カンヴァス。出品作品の全リストは、2026年10月24日時点で発表されていません。
「約70年ぶり」の来日という数字について
《アルルの跳ね橋》の日本公開は半世紀以上ぶりです。ただし、具体的な数字は公式サイトのあいだで一致していません。大ゴッホ展の公式サイトと神戸展の公式サイトは「約70年ぶり」と書いていますが、第Ⅰ期の福島展の公式サイトは「69年ぶり」としています。どちらかが正しいのか確認できていないため、このページでは数字を断定せず、出典とともに紹介します。
ゴッホの絵をいつでも見られる美術館:SOMPO美術館
展覧会の会期を気にせずゴッホの原画を見たいなら、東京・新宿のSOMPO美術館です。同館は《ひまわり》を所蔵しており、公式サイトは「この街には《ひまわり》がある。」を掲げています。作品解説によると、1888年8月に描かれた「黄色い背景のひまわり」(ロンドン、ナショナル・ギャラリー蔵)をもとに、ゴッホがゴーギャンと共同生活を送っていた1888年11月下旬から12月上旬ごろに描かれたと考えられています。《ひまわり》の連作も合わせてご覧ください。
注意点があります。SOMPO美術館には常設展示室がありません。公式サイトのよくあるご質問によると、《ひまわり》は展覧会開催中の開館日には原則展示されていますが、展覧会と展覧会のあいだは展示替のため休館となり、その期間は見られません。また《ひまわり》だけを見ることはできず、展示フロア最後の一角にあるため、開催中の展覧会とあわせて鑑賞する形になります。観覧料は展覧会によって変わり、高校生以下は無料です。
SOMPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
JR新宿駅西口・丸の内線新宿駅から徒歩5分、大江戸線都庁前駅A1出口から徒歩7分。
開館 10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)。休館日は月曜日(11月23日は開館、11月24日は休館)。
2026年10月24日時点の開催展は「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」(2026年9月22日~12月13日)です。この期間の開館日には《ひまわり》も見られます。
日本にはほかにもゴッホ作品を所蔵する美術館がありますが、常時公開されているとは限りません。このページでは、公式サイトで原則展示が確認できたSOMPO美術館のみを挙げています。
没入型・体験型の「ゴッホ展」について
原画はありません。プロジェクションマッピングで作品を壁や床に映す「ゴッホ・アライブ」のような体験型の展示は、絵の実物を見る展覧会とはまったく別のものです。2026年10月24日時点で、企画元であるグランデ・エクスペリエンセズの公式サイトには日本での開催予定は掲載されていません。日本語の開催情報を見かけた場合は、それが過去の開催の記事でないか、主催者の公式サイトで会期を確かめてください。
オランダで見るという選択
《アルルの跳ね橋》はクレラー=ミュラー美術館の作品で、同館はゴッホの油彩画88点を所蔵しています。世界最大のゴッホ・コレクションはアムステルダムのファン・ゴッホ美術館です。旅行を考えている方はファン・ゴッホ美術館のチケットの買い方をご覧ください。作品の背景を知ってから行きたい方にはゴッホの代表作とゴッホの生涯、第Ⅱ期が扱うアルル以降の時期については耳切り事件のページがあります。
よくある質問
2026年10月、日本でゴッホ展は開催されていますか?
はい。名古屋市美術館で「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」が2026年9月19日から11月29日まで開催中で、ゴッホ《跳ね橋》が出品されています。大ゴッホ展 第Ⅰ期「夜のカフェテラス」展は2026年8月12日に閉幕しました。
ゴッホ展2027はいつ、どこで開催されますか?
大ゴッホ展 第Ⅱ期「アルルの跳ね橋」展が、神戸市立博物館で2027年2月6日から5月30日、福島県立美術館で2027年6月19日から9月26日、上野の森美術館で2027年10月9日から2028年1月30日まで開催されます。
《アルルの跳ね橋》はいつ日本に来ますか?
クレラー=ミュラー美術館の《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》は、2027年2月6日に神戸市立博物館で始まる大ゴッホ展 第Ⅱ期で公開されます。その後、福島県立美術館と上野の森美術館に巡回します。
《アルルの跳ね橋》の来日は何年ぶりですか?
半世紀以上ぶりです。大ゴッホ展の公式サイトと神戸展の公式サイトは「約70年ぶり」と書いていますが、第Ⅰ期の福島展の公式サイトは「69年ぶり」としており、数字が一致していません。
神戸展のチケットはいくらですか?
当日券は一般 2,800円、大学生 1,400円、高校生以下は無料です。前売券は一般 2,600円、大学生 1,300円で、2026年10月1日から2027年2月5日まで販売されます。2枚一組の前売ペア券は5,000円です。
神戸展は入場予約が必要ですか?
2027年2月6日から4月28日までは土日祝が入場予約優先制で、4月29日以降は全日が完全入場予約制です。チケットを持っている方も、高校生以下など購入が不要な方も予約が必要になります。予約は2026年10月1日に始まりました。
福島展と東京展のチケットはもう買えますか?
いいえ。2026年10月24日時点で、福島展と東京展の入場料や前売券の発売日は発表されていません。会期だけが大ゴッホ展の公式サイトで公表されています。
東京でゴッホの絵をいつでも見られる美術館はありますか?
新宿のSOMPO美術館が《ひまわり》を所蔵しています。常設展示室はありませんが、展覧会開催中の開館日には原則展示されています。展覧会と展覧会のあいだは展示替のため休館となり、その期間は見られません。
出典
すべて2026年10月24日に確認しました。会期、会場、料金、開館時間は、展覧会と美術館の公式サイトのみを典拠にしています。
- 大ゴッホ展 公式サイト:トップ · 第Ⅱ期「アルルの跳ね橋」展 · 開催概要(神戸展 · 福島展 · 東京展)
- 神戸展公式サイト「大ゴッホ展 アルルの跳ね橋」(関西テレビ放送が運営。神戸市立博物館が同展の公式サイトとして案内しています)と公式オンラインチケット
- 第Ⅰ期 福島展公式サイト(福島民報社が運営)と福島県立美術館:企画展示
- 第Ⅰ期 東京展公式サイト:開催概要・アクセスと上野の森美術館:展示のご案内
- 名古屋市美術館「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」と同展名古屋展の公式サイト(中日新聞社が運営)
- SOMPO美術館:フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》 · 来館のご案内 · よくあるご質問 · 展覧会
- クレラー=ミュラー美術館:Brug te Arles (Pont de Langlois) · Van Gogh collection
- vggallery.com:F 397(クレラー=ミュラー美術館) · F 570(ヴァルラフ=リヒャルツ美術館)
- Grande Experiences: Van Gogh Alive(没入型展示の企画元。日本での開催予定の記載なし)
